ふたりのあいだ


朝目覚めて君がいる 

いつもの匂い

互いのリズムを溶かし込んで

時間と遊ぶ

 

時折見えなくなることもあるよ

でも元通りふたりだけの世界へこもるのさ

 

ただそばにいるだけでいいから

君が隣にいれば

訪れる静寂も落ちてくる夕日も

愛おしいのさ

 

紫陽花が咲き始めてる 

薄曇りの匂い

互いのビートを譲り合って

時間を繋ぐ

 

時折見えなくなることもあるよ

いつも通り気づかされる僕の過ち

 

ただそばにいるだけでいいから

君が隣にいれば

退屈な休日も窓を叩く風も

愛おしいのさ

 

ただ笑ってくれるだけでいいから

君が隣にいれば

無機質な壁紙もたわいのない会話も

愛おしいのさ